2020年度から、小中学校で導入されているキャリアパスポート。
子どもが、自分の将来について向き合ってくれる機会になるのは嬉しいこと。
しかし、どうしても困ってしまうのが「おうちの人からのコメント」の書き方…
そんなお困りのお母さん・お父さん必見!
今回は、キャリアパスポートの親のコメント例文や保護者欄メッセージの書き方をご紹介していきます!
キャリアパスポートのおうちの人からの例文をご紹介
それでは、キャリアパスポートのおうちの人からの例文をご紹介します!
例文
- 家庭では、よく本を読むようになりました。夏休み中は、図書館からたくさん本を借りてきて、一生懸命読んでいました。
- 人見知りで、はじめはお友達作りに不安もある様子でしたが、慣れてくると毎日お友達と遊ぶようになりました
- メダカを飼い始め、毎日お世話を頑張っています。
- 家に帰ってくると、いつも学校であった面白い話や頑張ったことを楽しそうに話してくれます。
このように、保護者様の目から見て、お子さんが頑張っていることや成長を感じたことを素直に書けばいいんです!些細なことでもかまいません。
お母さんやお父さんの素直な気持ちを書いてあげるほうが、お子さんも素直に自分の夢や気持ちを表せるかもしれませんね。
特に、家庭での様子や夏休み中の様子については、学校の先生は知らないお子さんの姿だったりもしますし、先生にとっても有難いのではないでしょうか(^^)
注意点
次は、おうちの人からのコメントを書くときの注意点です。
それは、ネガティブなこと“だけ”を書かないことです。
例えば、
- 朝起きるのが苦手で、いつもお母さんに怒られながら起きています。
- 帰ってきてすぐに宿題をすると約束したのに、約束を守れませんでした。
などですね。
大人でも、実は家の中ではだらしないことや、怒られてばかりいることを、家族が会社の上司に告げ口したら嫌じゃないですか笑
もし、保護者様からみて、お子さんが今苦手なこと、もっと頑張ってほしいと思っていることを伝えたい場合は、次の目標や、これから一緒に頑張ろう!という気持ちも添えて記載すると、ネガティブなことだけの文章ではなくなります!
- まだ朝起きるのは苦手な様子だけど、来年からは起きられるように早く寝る癖をつけていこう!
- 宿題は気がすすまないみたいだけれど、分からないことはお母さんやお父さんも一緒に考えるから頑張ろう!
このように記載すると、苦手なことはあるけどこれから頑張ろう!お母さん・お父さんは自分を応援してくれてるんだという前向きな気持ちになりますよね!
キャリアパスポートとは?簡単に解説します
そもそも、キャリアパスポートってどんなものなんでしょうか?
簡単に説明すると、子どもが、自分の思いや考えを振り返り、変化や成長を自分で評価するためにまとめた記録です。
それ通して、自分と向き合い、将来像をイメージしていくんですね。
ちなみに、文部科学省は以下のように説明しています。
「キャリア・パスポート」とは,児童生徒が,小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について,特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として,各教科等と往還し,自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら,自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオのことである。
まとめ
ここまでご説明した通り、キャリアパスポートはお子さまの自己評価のためのものなので、保護者さんがそんなに気負う必要はないんですね笑
でも、お子さんのために良いメッセージを残したい気持ちももちろん分かります(^^)
普段、お子さんの素直な思いや、将来の夢について真面目に話す機会ってあまりありませんよね。キャリアパスポートのコメントを通して、お母さんはお父さんの気持ちをお子さんに伝える機会になるといいかもしれませんね!
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