キッチン、トイレ、浴室はもちろんお部屋の換気は必要不可欠ですよね。
今は24時間換気システムの付いているご家庭も多い中、気になるのは「虫」の侵入!!
夏は家の中でも蚊に刺されたりキッチンにはゴキブリがいたり。。。
「どっから入ってくるのよ!?」なんてイライラしちゃいますよね~
そこで今回は虫の侵入経路について、換気扇に着目して解説していきます!
換気扇の回しっぱなしで虫は入ってくる?
結論から言うと、換気扇は回していてもいなくても、虫は入ります!
実は換気扇には隙間があるからです。
ただし、換気扇の種類や換気扇が回っている時と止っているときで、虫の種類や侵入経路が変わってきますので、詳しく説明していきますね。
小さな虫の侵入経路
小さな虫は軽いため、回っている換気扇には近寄れません。
換気扇を回しっぱなしにしていれば、小さな虫が換気扇から侵入することは出来ないでしょう。
ただし、換気扇の回しっぱなしは小さな虫を換気扇以外の場所から呼び込むリスクを高めます。
大きな虫の侵入経路
換気扇が回っていたとしても換気扇の隙間から出入り可能です。
ただし、換気扇の種類によっては大きな虫は入りにくいものもあります。
虫の侵入は換気扇の種類によって変わる!?
家庭で使われている換気扇は主に2種類です。
プロペラファン
こちら、見たことある方、多いのではないでしょうか?
吸い込んだ空気を直接外に排出するタイプの換気扇ですね。
外に面した壁に大きな穴を開けて設置しますので直接外と繋がっている点と羽が大きいのが特徴です。
シロッコファン
吸い込んだ空気をダクト経由で排出するタイプのものです。
こちらは、ダクトを経由するので、外に面していない壁や天井に設置が可能です。
「プロペラファン」に比べて羽が小さく細かいのが特徴です。
見たことないという方もいるかと思いますが、このシロッコファンは、下のような「レンジフード」や「天井埋め込み型」の換気機器に使用されるファンです。
外に面している壁に穴を開けて取り付ける「プロペラファン」とダクトを通して排気が出来る「シロッコファン」
「プロペラファン」は直接外と繋がっているので室内との距離が近く、本体と羽の間に隙間があるので虫は侵入しやすいです。
それに比べて「シロッコファン」はダクトを経由する点と、羽が細かいことから虫が入りにくい構造になっています。
換気扇の回しっぱなしによる意外な虫の侵入経路
換気扇を回すと換気扇からの小さな虫の侵入は阻止できますが、換気扇を長時間回すことで換気扇以外の場所からの侵入を促してしまうんです。
換気扇が回っていると、室内の空気が排出されるので、室内の気圧が下がってしまいます。
すると、外と室内に「気圧の差」が生じます。
気圧は高いところから低いところへ流されるので、気圧の高い外から気圧の低い室内へ、空気が吸い込まれるような現象がおきます。
玄関を開けるとき、扉が重いと感じたことはありませんか?
それは気圧の差により、外気が中に入ろうと、扉を押しているからなんです。
そんなときに扉を開けると、一気に外気が室内に流れ込み、その流れで小さな虫たちは室内に流れ込んでくるというわけです。
それは、玄関だったり、窓だったり、ほんの少しの隙間だったり、
家のあらゆる隙間に、外から室内へ流れる気流が発生してしまうということです。
換気扇の回しっぱなしによる虫の侵入を防ぐ方法
換気扇以外から虫が入る場合
換気扇の回しっぱなしによる、換気扇以外からの虫の侵入を防ぐには、「気圧の差」を生まないことが大切です。
換気扇は排気のみなので、同時に給気をして、外気を取り込む必要があるんです。
天井や壁に設置しているご家庭も多いかと思います。
外の空気を取り込む給気口があるご家庭は、給気口を開けて外気を取り込みましょう。
また、給気口がないご家庭は小まめに窓を開けて換気することで、外と室内の気圧の差が生じないようにバランスをとることが大切ですね。
換気扇から虫が入る時の対策
換気扇からの虫の侵入を防ぐには、結局隙間を埋めるしかないありません。
そこで、「換気扇フィルター」がおすすめです!
ほこりや花粉、油汚等からファンを守る役割の換気扇フィルターですが、網目が細かいので、虫予防にもおすすめなんです!
キッチン、トイレ、浴室など、換気扇は複数ありますがフィルターは消耗品なので、あまりお金はかけたくないですよね。
そこで、私がおすすめするのは100均のフィルターです!
換気扇は大小さまざまですが、100均は種類も豊富なんです。
粘着タイプのものや、磁石でくっつけるもの、換気扇にかぶせるタイプなど「大きさ」、「形」、「装着方法」がさまざまです。
貼っておくだけで、換気扇からの虫の侵入を防止できるだけでなく、面倒な換気扇のお掃除が、かなり楽になります!
(100均にない場合はネットでも簡単に手に入ります)
レンジフードのように大きなものには、自分で切って調節可能なものや、油汚れが見えにくい黒のフィルターなんかも売ってます。
レンジフードは比較的大きいので、カットして使えるようなものが多いですが、フィルター購入前に装着部分の長さを計っておくと安心ですね。
虫は臭いに敏感なので、キッチンは特に小まめにフィルター交換をして清潔さを保ちましょう。
ちなみに、給気口用のフィルターもありますので、排気のみならず給気も忘れずに、虫対策を万全にして、ストレスフリーな生活を手に入れましょう!
まとめ
今は小まめな換気をすることが大切ですが、換気扇だけでなく、給気口も開けて、排気と給気のバランスをとりましょう!
また、お家で過ごす時間も多くなっていると思いますので、虫のいない快適なお家時間のためにも、フィルターの装着を試してみてくださいね。
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