年々と暑さが増し、外出中や仕事・学校に行っている間のハムスターが気になりますよね。
そこで今回はハムスターの夏対策についてお伝えしてきます。
ちょっとした工夫でハムスターも快適に過ごせるようになりますよ。
ハムスターの夏の暑さ対策
ハムスターの周りの気温・湿度を保つための手軽な方法として下記に挙げていきましょう。
①ゲージの上に保冷剤を置く
②冷却マットを敷く
③大理石や陶器をゲージの中に入れる
ちなみに、扇風機はお勧めできません。
ハムスターは汗をかかない為、風が当たっても涼しいとは感じません。
また、小さな体に風を当て続けるのは返ってストレスになる事が予測されます。
それでは、①~③の具体的な方法をお伝えしていきましょう。
①ゲージの上に保冷剤を置く
最も簡単な方法の一つです。
ゲージの上にタオルを敷き、その上に保冷剤を置くだけで冷気は上から下に流れる為、ひんやりとします。
しかし、夏場の保冷剤は溶けやすいです。何時間も解けずに保てるわけではありませんので、保冷剤の大きさには注意が必要です。
溶けにくい保冷剤も売られていますので、そういた物を使用するのも良いですね。
元気なハムスターはよじ登り、保冷剤を破く可能性もあります。
また、水滴がゲージ内に垂れるとビックリしてしまいますので、必ずタオルで包むかゲージの上にタオルを敷くようにしましょう。
②冷却マットを敷く
ハムスター用の冷却マットを敷くのもよいでしょう。
人間でも冷却シートがあるとひんやりと気持ちいいですよね。また、熱を吸収してくれるのもいいポイントです。
しかし、警戒して使用をさけるハムスターもいる事でしょう。
外出前にいきなり置くのではなく、日常的に使い慣らしてから外出時に使用できると安心ですね。
マットだけではなく、家の形をしたひんやりグッズもありますので、夏場だけは通常の巣箱と取り替えると場所を取らなくていいかもしれません。
③大理石や陶器をゲージの中に入れる
熱を吸収してくれる大理石や陶器をゲージ内に入れる事もおすすめです。
大きすぎるとハムスターにとっては「なんだこれ!」とビックリしてしまいますので、サイズや置く場所については検討が必要となります。
学校や仕事程度の外出で自宅を空ける場合は、上記のような対策で良いかと思われます。
しかし、場合によっては長期的な外出を余儀なくされることもあるでしょう。
そういった時は親戚や友人にハムスターを預かってもらうか、動物病院・動物ホテルといった施設を利用する事もお勧めします。
夏場は餌も長期間放置していると腐ってしまいます。また、水も同様です。
3日以上不在にする際は前もって計画を練っておきましょう。
預け先に気を付けるポイントを伝える事や、預ける前に気を付けるポイントを共有し同意を得た上で預ける事でその後の人間関係も円滑にいくと思われます。
ハムスターの温度・湿度管理について
ハムスターにとっての適切な温度としては、20~26℃であり、湿度は40~60%程度であると言われています。
これは、部屋の温度ではなく、ハムスターの巣箱の中の温度です。
そしてハムスターは汗をかくことが出来ません。
という事は体内の熱を放散する事ができないという事です。
つまり、気温や湿度の変化にとても敏感な動物であると言えます。
また、あんなに可愛い姿をしている小さな動物は、体が小さい事もあり、体力もありません。
熱中症になってしまうと“帰宅したら弱っていた”なんてことも起こりえます。
人間と違って言葉で「暑いよ~」と伝える事ができません。
伝える事のできない相手に対しては、視覚的に観察して判断していくしかありません。
では、ハムスターの暑いサインとはいったいどういった事があるのでしょうか。
①水の減りが早い
②餌を食べない(食いつきが悪い)
③息が荒い
挙げてみれば人間の夏バテや熱中症の時と同様の事が言えますよね。
イメージはしやすいかと思いますが、難しいのはそれに気づく事ができるかどうかです。
日頃の観察が大切になってきます。
心配な方は観察日誌のようなものを簡単につけるといいかもしれませんね。
まとめ
可愛いハムスターと長く暮らしていく為には、かわいがるだけでなく、体調管理にも十分注意する必要があります。
夏は体力が消耗しやすいです。いつもの餌に栄養価の高い物を+するなど環境以外で健康に配慮する事もできますので是非試してみては。
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